横田基地における運用即応演習(ORE)
横田基地での演習の際、大きなスピーカーで“exercise!” “exercise!”といっていましたが、これからは、最初に「エンシュウ、エンシュウ、エンシュウ」というそうです。
以下、防衛省北関東防衛局横田防衛事務所からの情報提供
1 演習日時 平成22年5月23日(日)から5月27日(木)まで
(24時間態勢で実施、23日は情報会議日、実際の訓練は24日から27日まで)
2 演習の目的 仮想戦闘環境における基地の機能テストを行う。具体的には、テロ攻撃や航空機又は地上戦闘力等による基地への攻撃を想定し、実践的な即応体制をとることを目的とした演習
3 演習の概要 基地上空を飛ぶ飛行機からの攻撃(GBSを模擬に使用)を受けたと想定して行う。特に、24日(月)23:00滑走路上にヘリコプターを実際に駐機させ、同機から出火したとして訓練を行う。緊急用車両(消防車、救急車)の出動については、作戦指揮者の考えで実施する可能性がある。その際のサイレンや緊急灯の使用についても指揮者により決定される。
4 PAS GBS 及び煙幕等の使用予定:以下のとおり
23日又は24日 PASテスト放送 (内容:「テスト」を連呼)のみ
25日 12:00 PASのみ 17:00 PASのみ(GBSの可能性あり) 19:00 PAS,GBS 21:30 PAS,GBS
26日 08:00 PAS,GBS 13:30 PAS,GBS 17:15 PAS,GBS 20:10 PAS,GBS
27日 07:30 PAS,GBS 11:00 PAS,GBS
*個々の時刻は30分程度前後する可能性あり。
*放送の際、始めに日本語で「エンシュウ、エンシュウ、エンシュウ(演習)」と放送予定。
5 演習に伴う航空機の運用予定(通常運用時間帯):以下のとおり
25日 08:00 出発 12:00 着陸 C-130
17:00 出発 21:30 着陸 C-130
26日 08:00 出発 14:00 着陸 C-130
17:00 出発 21:00 着陸 C-130
27日 10:00 出発 14:00 着陸 C-130
*演習に伴う22時から翌朝6自までの航空機の運用については、予定なし。
6 特記事項
・演習終了時には別途連絡する。
・横田防衛事務所から米軍に対し、日米合同委員会の合意の遵守に努め実施するよう、またPASの放送の際、前もって、必ず日本語で放送してもらうよう申し入れた。
●運用即応演習(ORE:Operational Readiness Exercise)
仮想戦闘環境における基地の機能テストを行なう。具体的には、テロ攻撃や航空機又は地上戦闘力等による基地への攻撃を想定し、実践的な即応体制をとることを目的とした演習。
●PAS (パブリック・アドレス・システム)( Public Adress System )
以前は、ジャイアントボイスと呼んでいたもので、大音響の出る特殊なスピーカーを使用し、サイレンや広報を行なう。
●GBS (グランド・バースト・シミュレーター) ( Grand Burst Simulator )
地上爆発模擬装置。金属製の容器内で爆発物を破裂させ、爆発音を発生させる。使用時に音と光と煙幕が出る構造であり、光は2~3フィート程度の範囲。
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