航空総隊司令部の横田移転
航空自衛隊航空総隊司令部の移転は平成23年(2011年)3月末~平成24年3月末まで
航空自衛隊航空総隊司令部等の横田飛行場への移転の内容、移転スケジュールについて防衛省北関東防衛局から周辺自治体へ情報提供があったそうです。
それによると、航空総隊司令部庁舎工事は平成23年2月末~3月頃完成予定、地下部分については平成23年夏頃に完成予定の見込み、航空総隊司令部等の移転は平成23年3月末~平成24年3月末とのことです。移転前後の部隊編成図と防衛省からの文書を引用します。
航空自衛隊航空総隊司令部等の横田飛行場への移転について
平成23年1月 防衛省
1 航空総隊司令部等の移転の内容
○ 平成18年(2006年)5月の「再編の実施のための日米のロードマップ」において、
「航空自衛隊航空総隊司令部及び関連部隊は、2010年度に横田飛行場に移転する。」
と明記。
○ 横田飛行場へ移転する部隊については、「航空総隊司令部」並びに関連部隊として現在、
府中に所在する「作戦情報隊、防空指揮群、気象関連部隊及び警務関連部隊」の移転を
予定。(この他の部隊を移駐させる予定なし)
また、航空自衛隊の部隊や機関が所在する施設については、自衛隊法施行令第51条
の2の規定により、「基地」と称することとされているため、「再編の実施のための日米
ロードマップ」に基づき航空総隊司令部及び関連部隊を横田に移転することの法令上の
整理として、これらの部隊の所在する施設を「横田基地」と称することとしているもの。
したがって、「駐機防衛力整備計画(平成23年度~平成27年度)」において「横田
基地を新設し、航空総隊司令部等を移転」との記述については、これまで説明してきた
「再編の実施のための日米ロードマップ」の具体化であり、航空総隊司令部及び関連部
隊の横田移転の内容に何ら変更を加えるものではない。
○ また、航空機の飛来については、平成18年1月の当時の東京防衛施設局からの回答
文書のとおり、航空総隊司令部等の移転に際して、自衛隊員の移動のためにヘリや輸送
機などの往来はあり得るが、航空機部隊が常駐する予定なし。
2 現時点での移転スケジュール
○ 現在、航空総隊司令部等の横田移転に向けた施設整備等を実施中。
平成22年9月に、航空総隊司令部庁舎工事については平成23年3月末まで工期延期
とお知らせしたところであるが、同庁舎の地上部分は平成23年2月末~3月頃完成予
定となり、地下部分については平成23年夏頃に完成予定の見込みとなった。
○ 施設整備の状況を踏まえて、平成23年3月末から、段階的に航空総隊司令部等の移転
を開始し、平成24年3月末までに移転を完了予定。
・23年3月末 航空総隊司令部及び防空指揮群の一部の要員(約100名程度)によ
り移転開始
・24年3月末 航空総隊司令部及び関連部隊(作戦情報隊、防空指揮群、気象関連部
隊及び警務関連部隊)の全ての要員(およそ800人程度)が移転完了
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