航空自衛隊の米空軍演習への参加と日豪共同演習
当ブログ6月25日でオーストラリア空軍機が横田に来るという行政情報をお知らせしました。飛来機のなかで、DC-10 というのは 「KC-10の間違いではないか」と思っていましたが、ある方が横田防衛事務所にたずねたところ 「間違いでした」と認めたものの「発表を訂正することはしません」といわれたそうです。やっぱり 「お役所」ですね。ところで、航空自衛隊が6月22日に今回の演習について発表していますので、紹介します。文章はそのままですが、段落やスペースはブログで見やすいように直しました。(以下青字部分)
航空自衛隊 報道発表資料 (お知らせ) 平成23年6月22日
米空軍演習への参加及び米国における日豪共同訓練の実施について
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航空自衛隊は、米空軍の実施する演習(レッド・フラッグ・アラスカ)に、下記のとおり参加します。
また、同演習に参加している豪空軍と、日豪共同訓練を実施します。
記
1 目的
(1)米空軍の実施する演習に参加し、日米共同訓練を実施することにより、
部隊の戦術技量及び日米共同対処能力の向上を図る。
(2)本演習に部隊を参加させる豪国との間で、日豪共同訓練を実施し、
部隊の戦術技量の向上を図る。
2 期間(基準)
(1)米空軍演習への参加
平成23年6月27日(月)~7月29日(金)
(2)日豪共同訓練
平成23年7月7日(木)及び同月9日(土)(予備:10日(日))
3 訓練実施場所等
米国アラスカ州アイルソン空軍基地及びエレメンドルフ-リチャードソン米軍統合基地並びに同周辺空域等
4 訓練参加部隊等(基準)
(1)参加部隊
航空総隊及び航空支援集団
(2)訓練規模等
ア 米空軍演習への参加
(ア) 人員×約330名
(イ) F-15J×6機、E-767×1機、C-130H×3機、KC-767×2機、
携SAM追随訓練器材×6セット
イ 日豪共同訓練
F-15J×4機程度
5 訓練内容
(1)米空軍演習(日米共同訓練)
防空戦闘訓練、基地防空訓練、戦術空輸訓練及び空中給油訓練
(2)日豪共同訓練
戦闘機戦闘訓練
6 その他
(1)航空自衛隊が実施する日豪共同訓練は、今回が初めてです。
ある方の話では 「レッド・フラグ・アラスカ」は年4回程度、恒常的に行われており、発端はベトナム戦争で 米軍機が「ドッグファイト」でMIG戦闘機にさんざんやられたので、ドッグファイトを重点にした訓練を恒常的に行うようになったとのことです。
先週から横田への飛来が増えています。これは、日本列島が梅雨空で濃霧が多く、他の基地へ着陸できなかったことも理由になっているようです。どれが濃霧回避か、どれが演習参加かはよくわかりません。
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