横田基地所属ヘリコプターの予防着陸
横田基地所属ヘリコプターが10月27日、調布飛行場に緊急着陸した件について、防衛省北関東防衛局から横田基地への要請文と横田基地広報部から防衛省横田防衛事務所への回答をそのまま紹介します。
横田基地第374空輸航空団司令官 ポール・E・フェザー大佐 殿
北関東防衛局管理部長 塚本 和重
横田基地所属ヘリの予防着陸について(要請)
平成23年10月27日、貴航空団所属のUH-1Nヘリコプター1機が調布飛行場に予防着陸したとの報に接しました。当該UH-1Nヘリコプターの予防着陸は、昨年の9月13日にも発生しています。 予防着陸は、航空機の墜落事故等を未然防止するためのものとはいえ、このようなトラブルは甚だ遺憾なことであります。当職は、このようなことが横田基地周辺住民の航空機の墜落事故等への不安の高まりに連動し、ひいては同基地の安定的使用に重大なる影響を及ぼすことを非常に懸念いたします。 今後、本件トラブルの根本的原因を究明しその情報を提供されると共に、よりいっそうの安全管理の徹底に留意し、再発防止に努めることを要請いたします。
以上
To: 横田防衛事務所御中
From: 在日米軍横田基地第374空輸航空団 広報部
用件: 10月27日午後7時55分に発声したUH-1Nヘリコプターの予防着陸に関して
横田基地第459空輸中隊に所属するUH-1N(テール番号 69-6645)ー機が同基地から赤坂プレスセンター(ハーディバラックス)への通常輸送任務で飛行中、要整備を知らせるランプが一時的に点滅するのを確認しました。同機のクルーは安全を期するため、輸送任務を中断して民間の飛行場である調布飛行場にダイバートしました。同飛行場は、赤坂プレスセンターと横田基地間の飛行経路付近に位置しています。同機は平成23年10月27日午後7時55分頃、調布飛行場に無事着陸しました。横田基地より到着した整備班が同機を保護して原因を調べたところ、計器の誤作動と判明しました。同機は平成23年10月28日午後5時54分ごろ、横田基地に無事帰還しました。
今件に関しては調布飛行場より協力をいただき感謝しております。今件で近隣の住民にご迷惑をおかけしたことに対し、心より謝罪いたします。同時に当基地にて運用している航空機に関しましては、最高水準の整備を行います。我々が管理運営している航空機は安全面において万全を期するよう努力します。
上記文中にある(UH-1N テール番号 69-6645)は11月1日、いつものように横田基地の南東側(IHI瑞穂工場あたり)を旋回しながら飛行訓練を行っていました。
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