« 7月31日 C-40A KC-135Fairchild C-37B | トップページ | 米軍属等による暴行被疑事件について(続報) »

2013年8月 1日 (木)

CV-22 オスプレイの横田基地配備について・要請

7月30日、横田基地周辺市町の立川市、昭島市、福生市、武蔵村山市、羽村市、瑞穂町の市・町長連名で以下のような要請を、外務大臣、防衛大臣、北関東防衛局長宛に行ったとのことです。

垂直離着陸輸送機CV22オスプレイの横田基地配備について(要請)

 本日、米太平洋空軍司令官の記者会見時の発言として、米空軍仕様の垂直離着陸輸送機CV22の日本での配備先について、米軍横田基地が有力な候補地であり、日米両政府間で協議中との報道がありました。
 これまで、米空軍によるCV22の我が国への配備計画すら明らかになっていない中での、こうした報道はまさに寝耳に水の話であり、誠に遺憾であります。
 横田基地は、人口が密集した市街地に所在しており、かねてより航空機騒音に悩まされ、また、周辺住民の日常生活での不安が続いております。
 これまでも、横田基地周辺市町基地対策連絡会では、MV22の横田基地への一時配置並びに訓練飛行等に対し、二度にわたり中止等を求める要請を行ってまいりました。今般の報道内容が事実とすれば、横田基地への配備が検討されていること自体、極めて遺憾なことであり、到底容認できるものではありません。
 ついては、垂直離着陸輸送機CV22の横田基地への配備検討の撤回を求めるものであり、、日本政府におかれましても、米国政府に対し、このことを強く求めるよう要請します。

平成25年7月30日

※本件に関しては、マスコミで報道されていますが、時事通信WEB版の記事を紹介します。

横田基地も有力候補=空軍オスプレイの配備先-日本政府と協議中・米高官
【ワシントン時事】米太平洋空軍のカーライル司令官は29日、一部記者団とワシントン市内で会見し、空軍仕様の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイの日本での配備先について、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)と並び、横田基地(東京都福生市など)も有力な候補だと述べた。配備先は2014年初めまでに決まる見通しという。
 司令官は「横田も議論されている」と語り、日米両政府が協議中だと明言。さらに「横田には恐らく(配備先として選ばれる)相当の可能性がある」との見方を示した。 
 CV22は、沖縄に駐留する陸軍特殊部隊の輸送などに使用される。特殊作戦機として運用するため、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備済みの海兵隊仕様のMV22オスプレイに比べ事故率が高く、地元から配備に強く反対する声が上がっていた。12年6月には、米南部フロリダ州で訓練中に墜落事故を起こしている。
 日米関係筋によれば、米軍は15年夏ごろをめどに10機程度のCV22配備を検討。日本側は「沖縄配備は認められない」と主張してきた。このため日米両政府は、政治的あつれきが比較的少ないとみられる横田基地に着目したもようだ。
 一方、司令官は、グアムに配備中の大型無人偵察機「グローバルホーク」を来年の台風シーズンから米軍三沢基地(青森県三沢市)に一時的に移駐させて運用することを検討していると明らかにした。台風シーズン中は、荒天のためグアムのグローバルホークの運用に支障が出ており、北朝鮮の監視がおろそかになると懸念も浮上していた。(2013/07/30-01:33)

« 7月31日 C-40A KC-135Fairchild C-37B | トップページ | 米軍属等による暴行被疑事件について(続報) »

行政からの情報」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: CV-22 オスプレイの横田基地配備について・要請:

« 7月31日 C-40A KC-135Fairchild C-37B | トップページ | 米軍属等による暴行被疑事件について(続報) »