C-5輸送機のブレーキシステムの不具合
横田基地におけるC-5輸送機のブレーキシステムの不具合等について、防衛省(北関東防衛局)から周辺自治体へ情報提供があったそうです。
【第1報(平成29年7月21日午前) 】
※横田基地広報部からの情報として、
・ 7月20日(木)、横田基地において、地上における非常時の報告(午前10時30分頃~11時58分頃)がなされ、離陸前のC-5輸送機にブレーキシステムの不具合が認められたため、離陸を延期し、救急隊員が安全を期して、現場に向かい乗務員の安全を確保しました。
・ ブレーキシステムの不具合に伴い、ブレーキ液漏れがありました。当該航空機より、約50ガロンのブレーキ液漏れが発生しましたが、環境保全チームが直ちに対応し、液を除去しました。この漏れにともなう環境への影響はないと思われます。 (参考: 1ガロンは、約3.8リットル)
・ 当該機は整備・点検を行うために所定の駐機場に牽引され、整備班が次の飛行にむけて安全を確認しました。
・ 乗組員に怪我はありませんでした。
【第2報(平成29年7月21日午後) 】
・ 7月20日(木)に横田基地において発生したC-5輸送機のブレーキシステムの不具合に伴うブレーキ液漏れについては、環境保全チームが評価を行い、環境への影響がないことを確認しました。
・ C-5輸送機は、カリフォルニア州トラピス空軍基地所属の航空機です。
・ C-5輸送機から漏れたブレーキ液とはプレーキオイルと同一のものとなります。
・ C-5輸送機からブレーキ液が漏れた場所は、滑走路の西側にある誘導路の北端で生じたものです。
【要請】
横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会では、本日、次のとおり口頭要請を行いました。
要請日:平成29年7月21日
要請先:在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官、北関東防衛局長、横田防衛事務所長
平成29年7月21日、北関東防衛局を通じて、 「平成29年7月20日(木)、横田基地において、離陸前のC-5輸送機にブレーキシステムの不具合が認められ、約50ガロンのブレーキ液漏れが発生した。」との情報が、東京都及び基地周辺自治体に提供された。今回、乗組員に怪我はなく、環境への影響はないとのことだが、本件は人命や環境に関わる重大な事故につながりかねず、多くの住民に不安を与えるものである。
貴職においてはこのような状況を十分に認識され、下記のとおり対応するよう要請する。
(※)
<要請事項>
1 事故の経緯を明らかにするとともに、原因究明を行い再発防止を図ること。
2 航空機の点検整備を強化するとともに、安全確保の徹底を図ること。
3 以上に関する情報を関係自治体に速やかに提供すること。
※ 国に対しては、 「貴職においてはこのような状況を十分認識され、次のとおり米軍に申し入れを行うよう要請する。」と要請
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7月20日11時33分 RW18A からトーイングされている C-5M Super Galaxy (AMC 85-0010)
この後、同機が停止していた RW18A1 でオイルの拭き取り作業が行われていました。
約50ガロン=約190リットル ! すごい量ですね。
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