1月9日 再びパラシュート落下
C-130輸送機による人員降下訓練におけるパラシュートの落下について、
防衛省(北関東防衛局)から周辺自治体へ情報提供があったそうです。
【北関東防衛局からの情報提供内容】
横田基地広報部から、同基地において行われていた人員降下訓練に関しまして、以下の情報提供がありましたので、お知らせさせて頂きます。
なお、当局から米軍に対して、 2日連続で同様の事案が発生していることについては、誠に遺憾であると感じており、同訓練の実施に当たっては更なる公共の安全に配慮するよう申し入れております。
・ 本日 (1月9日)午前9時頃、横田基地において通常訓練を行っていた米軍のパラシュート兵が、メインパラシュートが機能しなかったため、当該パラシュートを切り離し、予備パラシュートを展開した。
当該の予備パラシュートが畳みこまれていたナイロン生地のデプロイメントバッグ(予備パラシュートが展開するとともに離れるようにデザインされている)は風にさらわれた。
・ 現在、横田基地のチームが当該デプロイメントバッグを捜索している。
・ 本件による怪我人は無く、切り離されたメインパラシュートは横田基地内に落下した。
・ 当該パラシュート兵は、 自身と地上にいる他の人員の安全の為に規則に則り安全手順を踏んだ。
原因究明と今後の是正措置を保証するための調査委員会が招集された。
・ 本件以降に予定されていた同種のパラシュートを使用した降下訓練は、調査委員会が原因を特定し、基地のリーダーシップが高高度降下訓練を再開しても問題ないと判断するまで停止となった。
【要請】
横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会から在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官、北関東防衛局長及び横田防衛事務所長に対して、平成31年1月9日に、 2回目の口頭要謂を行いました。
平成31年1月9日、昨日に続き、横田基地において人員降下訓練中に切り離したメインパラシュートが基地内に落下する事故が再び発生した。なお、デプロイメントバッグ(※1)が未だ発見されておらず、基地外への落下の可能性も否定できない。
横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会では、本日1月9日午前にも、咋日の事故発生に対し「今回の事故の徹底的な原因究明を行うこと、再発防止策を識ずるまでは、同様の訓練は行わないこと」を求めたところである。
にもかかわらず、事故原因の究明及び再発防止策について何ら説明がないまま訓練が実施され、再度同様の事故が起きたことは周辺住民の不安を増大させるものであり、極めて遺憾である。
ついては、以下のことを強く要請する。 (※2)
1 度重なる事故について徹底的な原因究明を行うとともに、再発防止策が講じられるまで同様の訓練を実施しないこと。
2 事故原因及び再発防止策に関する情報を関係自治体に速やかに提供すること。
(※1)予備のパラシュートを収納するナイロン生地のバッグ
(※2)国に対しては、 「ついては、以下のことについて対応するよう、米軍への申し入れを強く要請する。」と要請
« 1月9日 Paratroops | トップページ | 1月9日 CV-22B Osprey »
「行政からの情報」カテゴリの記事
- CV-22 Osprey 工事(2021.06.30)
- 正月三が日の飛行停止を要請(2019.12.01)
- オスプレイ部隊の施設整備計画が立ち消え?(2019.11.30)
- 令和2年自衛隊降下訓練始め行事に米軍も参加(2019.11.22)
- 10月28日~11月8日 サムライ即応監査(2019.10.25)
コメント